はじめに
最近、妻がスマホアプリの「ポケとる」にハマっています。育児の合間にポチポチとプレイして楽しんでいるようです。それを見ていたら「ちょっとした時間にできるスマホゲームもいいなぁ~」と思い、iOS版のファイナルファンタジー5を始めてみることにしました。何年か前の正月セールで購入したきり放置していたものです。
リメイク元となるスーパーファミコン版は1992年の発売。もう30年近く前のゲームなんですね。
オープニング
ゲーム開始。スーファミ時代に何度もみたオープニングです。
音楽と場面がリンクする演出なので、メッセージを任意のタイミングで飛ばすことができません。昔と変わらないもどかしさ。
ドットが高精細化していて、背景はとても綺麗ですね。キャラクターのグラフィックは、頭身がFF6くらいのサイズになりました。色はベタッとしていて若干違和感があります。16ドット四方で小さくシンプルにまとめていたキャラクターをそのまま引き延ばした感じです。
メッセージウインドウに顔グラフィックが表示されるようになりました。天野善孝さんの公式絵を使ったものですね。今見ると違和感がすごい。ゲーム内のキャラクターと顔も服も髪の色も違うし、王様の格好は不審者だし…
それはともかくストーリー。
火・土・水・風の4つのクリスタルから恩恵を受けている世界で、「なんだか風のクリスタルの調子がおかしくね?」と気付いたタイクーン王。飛竜に乗って様子を確認にいきます。しかし、そんな王様の眼前で「風のクリスタル」は砕け散ってしまいます。
どこか別の場所で、事態を察知して焦る謎の人物。
クリスタルがなくなると、風が消えてしまうようです。(どんな状態なんでしょう。空気はあるのに流れはない??)
海賊船入手まで
ここで、主人公登場です。20歳で無職の主人公。彼はチョコボと旅をする冒険野郎です。野営中に近くで大きな音がしたので、確認に向かいます。
音の正体は、空から落ちてきた隕石。隕石のそばでは、オープニングに登場したピンク髪の王女「レナ」がゴブリンに連れ去られそうになってました。助けに入る主人公。ここで初戦闘シーンです。戦闘画面、良い感じです。特に背景とモンスターの質感が素晴らしいです。
ゴブリンはドラクエでいうスライム的な雑魚キャラ(ただしかわいくない)。難なくやっつけます。レナを助けると、「ありがとう、あなたは誰?」という流れで主人公の名前入力に移ります。
名前はデフォルトの「バッツ」にしました。(ちなみにSFC版はデフォルト名なしなので、予備知識がないと「バッツ」という名前にはなりません)
続けて、隕石の横に転がっていた爺さん・ガラフを見つけて介抱。
しかし記憶喪失で名前と目的地以外は思い出せないようです。
レナとガラフの目的地は同じ「風の神殿」だったため、2人で一緒に向かうことになりました。見送るバッツでしたが、「そういえばこの辺りはゴブリンが多いから心配だな…」と、あからさまなフラグを立てます。
直後、ゴブリンに襲われているレナとガラフを発見。フラグ回収早い!
といっても相手は雑魚雑魚ゴブリンちゃんなので、ササっと救出。爺さんと女の子だけでは危なっかしいということでバッツも合流し、3人で一緒に風の神殿を目指すことになりました。
隕石の影響で地形が変わってしまったため、海からじゃないと風の神殿に行けません。
偶然「風がなくても動くふしぎな海賊船」を目にした3人は、船を拝借しようと海賊のアジトに潜入しました。船までたどり着いたものの、動かし方がわからず、海賊たちに発見されて捕まってしまいます。
結局なんだかんだで海賊の頭目「ファリス」と仲間になって、4人で風の神殿へ行くことになりました。開始数十分でもう4人パーティーですよ。サクサクですね。ちなみに海賊船の動力は「シルドラ」という海竜によるものでした。帆に風を受けて進むのではなく、シルドラが引っ張って進む。馬車や犬ぞりの要領ですね。
風の神殿
船で風の神殿に到着。このあたりは、まだ本作のウリである「ジョブチェンジ」が登場しないので退屈です。出現するモンスターも序盤なので弱め。プレイヤー側の行動手段も限られているので、「たたかう」を連発して進みます。直前のコマンドを繰り返す「AUTO」という機能がついたので、サクサクです。
風のクリスタルがある部屋の前には、大きなワシのようなボス「ウイングラプター」が待ち構えていました。
翼の開閉に合わせて攻撃を調整しないといけないので、オートだと死ねます。アクティブタイムバトルを導入したFFタイトルではおなじみの、「○○のときに攻撃したら反撃する!」系のボス。
ちなみに、ザコ戦で「オート」を設定していてもボス戦になると「マニュアル」設定に戻るので安心です。親切仕様ですね。
ウイングラプターを倒してクリスタルルームに入った4人。すでに風のクリスタルが砕けていたことを知ります。しかし、クリスタルのカケラに宿る不思議な力で、4人は「ジョブチェンジ」が使えるようになりました。
SFCではここでチョコボが出てきてジョブチェンジのシステムを細かく説明してくれましたが、iOS版は手順書のようなものがデン!と出てきておわり。ちょっと寂しいです。
トルナ運河〜船の墓場
ジョブチェンジできるようになったので、それまでの「すっぴん」状態から晴れて就職できます。
昔は、バッツとファリスが物理系、レナとガラフが魔法系とほぼ決めていたので、今回は逆にしました。
バッツ:白魔道士
ファリス:黒魔道士
レナ:ナイト
ガラフ:モンクで「格闘」アビリティを覚えてからシーフ
「格闘」アビリティ強いです。武器代もかからないし。素手で敵を撲殺する泥棒じじい、お年寄りが元気な社会は良い社会です。ナイトのレナは、両手持ちを覚えるまではちょっと辛抱ですね。
ストーリー的には、トルナ運河の水門を開けて巨大エビ「カーラボス」を撃退しました。
大して強くないこのエビですが、なんと死に際に、船の動力でもあるシルドラ様を道連れにしていきます。
エビのくせに…見た目はシルドラの方が全然強そうなのに…動力を失ってしまった船は、海を流され「船の墓場」という海域に漂着します。
難破船が流れ着く終着駅のような場所ですが、大量の朽ちた船を辿っていくと、陸地に繋がっています。
沖にあるわけじゃないのね。陸から見た絵を想像するとなんだかシュールです。
船の墓場出口では、ボスの「セイレーン」が出現しました。時間経過でモードチェンジするボスですが、まだ序盤。特に何事もなくやっつけました。
ちなみにセイレーン、相手を誘惑して魂を抜き取るという術の持ち主で、ストーリー的には全滅の危機でした。記憶のないガラフだけが術にかからず、事なきを得ました。
こばなし
爺さんガラフ
バッツはガラフのことを「爺さん」とよぶものの、ガラフはまだ60歳。
軽々に爺さんと呼んだら怒られそうな気もします。75歳まで働けとかいう昨今です。60歳はまだまだ若い。
まあ、語尾に「じゃ」をつける本人も悪いか…。
エルード盗み聞き
こちらは海賊のアジトにつながる洞窟でのひとコマ。SFCでは段差に隠れて様子を伺っている図でしたが、崖に3人でぶら下がっているというエクストリームな絵面になっています。
船の墓場の亡霊
画面右下にマップの切れ端のようなものが。マップの亡霊?
つづきます。