【体験版感想】ファイナルファンタジー７リメイク

ファイナルファンタジー7リメイク版の体験版をプレイしてみました。
グラフィックは格段に進化、演出も派手になっています。が…昨今のFFのイメージが自分的によくないので、本編は買わないだろうなぁという感じです。

概要

概要です。PS storeで配信されている、ファイナルファンタジー７リメイクの体験版です。
クラウドとバレットがミッドガルの壱番魔晄炉を爆破して脱出するところまでが収録されています。

PS1版のシナリオベースで考えると、序盤も序盤です。

今回のリメイク自体が「ミッドガルエリア」しか収録されないとのことなので、FF7全体でみたときの氷山の一角です。その中から切り取った体験版ですから、ボリュームはたけのこの里くらいでしょう。

バトルメンバーは前述のクラウド(21歳男性)とバレット(35歳男性)のみ。エアリスはオープニングムービーでちょっと出ます。ティファは会話の中で名前が挙がるのみ。

女性キャラの人気が高い本作ですが、体験版に登場するのはアバランチの「ジェシー」くらい。

魔晄炉から脱出後に、その後のストーリーがフラッシュで流れ、最後に唐突にセフィロスのイメージカットが出ておわり。

「はい、人気キャラだから入れてみましたよ！！」って感じで。
でもミッドガル編までしか収録されないんなら、セフィロスさんにはまったく出番がないんじゃ…？その辺もうまく回想とかでやるんですかね。

とりあえず、グラフィックのレベルはめちゃくちゃ高いです。
PS版でプリレンダリングだった背景を、リアルタイムポリゴンで再構築、というか余裕で追い越しています。

肝心のゲームシステムについて目立った変化といえば、戦闘がクライシスコアみたいなアクション風味になったことです。

プレイヤーが自分でキャラクターを操作して敵を攻撃します。
戦闘中の行動によって増えるゲージを使って、魔法や特技が使用可能。クラウドはファイアが使え、バレットはサンダーとケアルが使えたりと。まあ、これはあとでマテリアの付け替えができるようになるのでしょう。

敵に畳み掛けるように攻撃をすると一定時間ブレイク状態になり、通常よりも高いダメージを与えることができます。
FF13でもありましたが、作ってる人がこういうの好きなんですかね。意図的にバトルの緩急を演出するのが。

概要はこのくらいにして、良かったと思う点、悪かったと思う点を述べます。

こんなところがよかった

1にも2にもグラフィックです。格段に進化しています。

魔晄炉の底を流れるライフストリーム（緑色の液体）の輝きは圧巻です。背景がリアルすぎると「通れない場所」や「見えない壁」の存在に違和感を覚えたりするものですが、
幸い魔晄炉は閉鎖的な空間なので、あまり気になりません。

あと、キャラクターがリアルになった結果、バレットがかっこよく感じました。なんというか、ちゃんと強そう。逆にクラウドは…う～ん

こんなところが悪かった

リアルな人物造形に違和感。FF13くらいから感じていましたが、リアルなお顔にファンタジーな格好は違和感を禁じ得ません。

ヒョロヒョロしたクラウドが大剣をぶん回す様子はとってもシュール。コブシで戦うティファも同じ違和感を持つことになるでしょう。銃火器を持った敵にパンチキックて…。
ドラクエならあんま違和感ないんですけどね。リアルとファンタジーのバランスか。

あとは戦闘が単調。とりあえず□ボタンぽちぽち連打、ときどきキャラクターを切り替えたりスキルを使ったりしてればOK。

RPGの戦闘ルールをアクションに焼き直した感じです。どういうことかというと、自分も敵も攻撃をぶつけあって体力を削り合う感じ。
華麗に立ち回ってノーダメージで完封、というものではなさそうです。（自分が下手なだけ？）

実際買うかどうか？

発売日まであと1週間となりましたが、少なくとも自分は発売日には買わないです。
近年のFFシリーズはハズレ率が高いためです。昔と違って安心して買えるようなタイトルではなくなってしまいました。

それこそ元祖の7を含む、9あたりまでは、発売日にデジキューブ（懐かしい！）で買っていたりもしたのですが。

ただ、FF15の失敗は開発者側も認識しているはずなので、もしかするとユーザーのことを考えたゲームになっているのかもしれません。