ゲームレビュー

【ゲーム紹介】聖闘士星矢 黄金伝説

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ジャンプのファミコンゲーム紹介第2弾、
聖闘士星矢黄金伝説です。

「聖闘士星矢 黄金伝説」

概要

発売日 :1987年8月10日
販売  :バンダイ
ジャンル:アクションRPG
原作  :聖闘士星矢
原作者 :車田正美

ゲーム内容

ジャンプ漫画「聖闘士星矢(セイントセイヤ)」のファミコンゲーム第1作です。

通常マップは横スクロールアクション(一部縦スクロールもあり)、ボス戦はコマンド選択式っぽいシミュレーションバトルで構成されています。
ジャンルとしてはアクションRPGになるのでしょうか。

ボス戦では相手との会話も可能で、コスモ(MPのようなもの)を得られたり、攻撃力を下げたり、先制攻撃をくらったりします。

また、アクションステージで稼いだ経験値を使って、主人公である星矢のステータスを上昇させる育成要素もあります。

ストーリー

ストーリーは基本的に原作に従っています。星矢が聖衣(クロス)を入手して聖闘士になる場面からスタートし、青銅聖闘士によるギャラクシアンウォーズ、乱入してきたフェニックス一輝率いる暗黒聖闘士との戦い、白銀聖闘士との戦い、さらに中途半端ながら聖域(サンクチュアリ)での黄金聖闘士との戦いまでをカバーしています。

聖域編が中途半端なのは、原作がまだそこまで進んでいなかったため。このあたりは次回作の「完結編」でフォローされています。

グラフィック

戦闘シーンで表示される顔グラフィックや全身像は、ファミコンながらしっかり描かれています。デフォルメもしていない、リアルな頭身です。ちなみに聖衣やキャラクターのデザインは漫画ではなくアニメをベースにしています。

アクションシーンもなかなかバリエーションに富んでいて、滝、コロッセオ、港、病院、孤児院、洞窟などなど、ファミコンでよくここまで作ったものだと思うレベル。幼い自分は「もう、世界ができている!」などと思ってしまったほどです。

音楽

耳に残る戦闘曲のほか、場面にマッチした音楽が使われています。

特に印象に残っているのは、洞窟で穴に落ちた時の音楽。穴に落ちると、底から登り切るまで体力が減り続けるのですが、状況と地獄的なBGMがプレイヤーを焦らせます。

このゲームには「即死」の穴も存在するので、這い上がれば復活できるぶん、こちらのトラップの方が良心的ではあるのですが。

感想

ゲームシステムとしては、

マップの要所要所で得られるコスモをやりくりしつつボス戦をこなす

…というものなのですが、このゲームには経験値を無限に増やせる裏ワザがあって、それに頼りっきりでした。

裏ワザの内容
メニュー画面の「おわり」にカーソルを合わせて、十字キーを斜め上に押すとカーソルが変なところに飛ぶので、そこでBボタンを押す。

また、攻略本も持っていたのでなんとかクリアすることができました。

こんなやつ

余談ですが、ゲームソフト自体は友人からの借り物、攻略本は自前です。
当時は、あまりゲームを買ってもらえなかったので、もっていないゲームの攻略本を読みながら妄想することが多々ありました。

しかし、集英社系の攻略本て、内容がエンタメ寄りというかなんというか
「でた〜っ!ペガサス流星拳だ!これをくらえば相手はひとたまりもないぜぇ〜っ!」ていう、
ゲーム内容とはあまり関係ないノリの文体がよくみられました。
「この攻撃は強力だが、コスモの消費が激しいので、相手の体力がわずかなときはパラメータをおさえてキックを使ったほうが良い」とか、そういうものの方がいいのにな、と思いながら読んでいました。
幼稚園か小学校低学年だった頃なので、非常にかわいげのない子供です。

余談が過ぎました…

原作漫画の思い出

「キン肉マン」熱が冷めてきた、幼稚園の年長組の頃にハマった作品です。
こちらも同じくアニメから入りました。
昔はアニメがゴールデンタイムにやっていたのでアニメから漫画への誘導が上手くできていました。
地域によるかもしれませんが、聖闘士星矢は土曜日の夜7時からだったので
まあ、世のキッズたちは観ますわな。

そんなわけで、聖衣のデザインは、アニメ版のヘルメット型が基準だったので、
漫画を読んだときはなんだかカチューシャみたいで戸惑いました。
こんなんで防御効果あるのか…?と思いました。

それでもなんだかんだでハマり、星座の本をねだって買ってもらったりもしました。
日本人キッズたちの、星座やギリシャ神話への造詣を深めるきっかけを与えた漫画だと思います。

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