ゲームレビュー

【ゲーム紹介】プレイステーションクラシックの収録ゲーム②

前回の記事

プレイステーションクラシック収録ゲームの紹介、2回目です。
カ行~タ行のソフト8本を紹介します。

グラディウス外伝


未プレイにつき無評価。

コナミの横スクロールシューティングゲーム「グラディウス」の家庭用オリジナル作品です。
未経験のため紹介できるほどの知識がありません。すみません。パロディ作品である「パロディウス」はよく遊んでいたのですが…
2人同時プレイができたり、パワーアップの順番を入れ替え得たりできるようです。
シューティングゲームは中古市場で値崩れしにくい傾向にあるので、この機会に手を出してみるのもいいかもしれませんね。

XI [sái]


当時の評価:★★★
現在の評価:★★★★
IQに続く立方体パズルゲーム。XIでサイと読みます。クロッシィではありません。
サイコロをモチーフとしたパズルとなっています。玉乗りの要領でサイコロを転がして、表示されている目の数ぶんくっつけると消せます。
2のサイコロは2個つなげば消せますが、6のサイコロは6個つなげないとダメ。
時間経過で新しいサイコロが追加(地面からわいてくる)され、フィールド全体が埋め尽くされるとゲームオーバー。

繋げたサイコロが完全に消えるまでに少し時間があり、その間に同じ目のサイコロを繋げると、チェイン(連鎖)となります。
チェインを繋げるためにいそがしく立ち回る必要があり、頭を使いつつもスピード感のあるパズルゲームです。

最初はサイコロの扱いを覚えるのに苦労すると思いますが「回転方向の側面にある目は位置が変わらない」ということを理解できれば、ちょっと上達します。
まぁ、「適当に動きまくって、消えたらラッキー!」というやり方でも意外となんとかなります。

プレイヤーキャラのアクイちゃんはかわいく、複数人での対戦プレイも可能。
パーティーゲームとしても優れているのではないでしょうか。

アクイちゃん

サガ フロンティア


当時の評価:★★★★★
現在の評価:★★★★★
毎回実験的なゲームシステムを打ち出してくる「サガ」シリーズの名作です。

フリーシナリオや戦闘中の閃きといった伝統要素は健在で、技同士の「連携」は本作が初登場。
7人の主人公から一人を選んでプレイします。各シナリオはパラレルで、繋がりはありません。ロマサガのサルーインのような共通のラスボスもいません。
冒険する世界は同じなので、ある主人公のストーリーで、他の主人公が仲間として登場したりもします。

主人公選択画面

各主人公について簡単に解説します。


ブルー
22歳の男性魔術師。パッケージイラストに単体で描かれており、主人公7人の中でもメインの扱いを受けている人物。
双子の兄弟を倒して最強の魔術師になるのが目的。エンディングはある意味衝撃的。
兄弟であり宿敵のルージュは、悪人ではなく、他の主人公のシナリオでは普通に味方として登場します。

レッド
19歳の熱血青年。ヒーローに変身できる能力を持ち、その力で悪の組織と戦います。特撮ヒーローものっぽいシナリオになっています。

エミリア
24歳の女性。恋人殺害事件の容疑者として刑務所に収監、脱獄して秘密組織に所属して真犯人を追う、というサスペンスっぽいシナリオになっています。真相はプレイヤー次第

アセルス
半人半妖の17歳の少女。背景にバラが舞ってそうな耽美な雰囲気のシナリオが特徴です。「妖魔」という種族の仲間が多く加入します。
妖魔は、装備品にモンスターを憑依させて自身のステータスに還元するという特殊な成長方法をもっているため、システムを理解していないと扱いが難しいかもしれません。
アセルスは人間と妖魔両種族の特性を持っており、自らの妖魔の力に頼るか否かでエンディングも分岐します。

クーン
モンスターの少年子供です。(性別は無いらしいです)滅びゆく故郷を救うために指輪を集めます。プレイヤーキャラとしての「モンスター」という種族は、倒した敵の能力を奪ってパワーアップします。取得した能力によって全然強さが変わり、しかも姿まで変わるという変な仕様です。正直理解ができませんでした。

T260G
ロボット系主人公。種族名は「メカ」となります。装備するパーツによって性能、場合によっては見た目が変わります。ラスボスのBGMと「カーネイジ」という攻撃がカッコイイです。

リュート
25歳男性。飄々とした放浪人。呑気に見えて実は強い…などということもなく本当に弱い主人公です。人望はあるのかシナリオでは強い仲間が集まりやすいです。


ひとつひとつのシナリオは短め。周回プレイによる引き継ぎはなかったかと思いますが、プレイヤーがコツを覚えればクリアタイムはだんだんと短くなっていきます。
一応、全てのキャラでエンディングを迎えるとデバッグルームみたいなところに入ることができます。

BGMも豪華で、伊藤賢治氏のアツい戦闘曲がこれでもかとばかりに詰め込まれています。
ボス戦だけで4曲、なんと最終ボス戦は各主人公ごとに別の曲。

余談ですが・・
私は「イルドゥン」という妖魔のキャラクターが好きだったのですが、公式絵も存在しないし一般には不人気だろうと思っていました。しかし、攻略本かなにかで開催された人気投票では堂々の一位。組織票でしょうか?

イルドゥン

Gダライアス


未プレイにつき無評価。
タイトーの横スクロールシューティングゲームです。アーケードからの移植作品ですね。
当時の「ゲーメスト」(アーケードゲーム攻略雑誌)で見かけた程度でプレイ経験なしです。
魚類をモチーフにした敵が登場すること、ステージ分岐があることぐらいしかわかりません…
こちらも2人同時プレイができるようです。

JumpingFlash! アロハ男爵ファンキー大作戦の巻


当時の評価:★★★★
現在の評価:★★★
ステージクリア型の3Dアクションシューティングゲームです。主人公はウサギ型のロボットに乗った公務員。1人称視点でステージを駆け回り、落ちているポッド(ニンジン型)を4つ取得してゴールまで行けばクリアというゲームです。
タイトルにもある通り、「ジャンプ」が重要なアクションとなっています。ボタンをタイミングよく押すことで3段階までジャンプできます。高いところに登ったり、落下速度を利用した踏み付けで敵を攻撃したりできます。
ジャンプ中は視点が地面に向くため、浮遊感や落ちていく感覚をプレイヤーに与えてくれます。
PS初期の作品ながら、キャラクターも背景も無理のないシンプルデザインなため、不思議と古臭さを感じません。
軽い気持ちで楽しめるゲームです。

プレイヤーの操る「ロビット」です
1ワールドあたり3ステージで、最後にボスがいます。
わかりづらいですが、ただいまジャンプ中です。

ひとつアドバイス。ジャンプ中に×ボタンを押したまま十字キーを操作すると平行移動、×ボタンを放して十字キーを操作すると視点変更となります。
落下位置を微調整しようと思ったのにクルクル回ってしまう場合は、×ボタンを押しっぱなしにすることを心がけてください。

スーパーパズルファイターIIX


当時の評価:★★★
現在の評価:★★★★
カプコンの格ゲーキャラによる、対戦型落ちものパズルゲーム。2D格闘ゲームは一本も収録されてないのに、コレが採用されるとは意外です。
しかしながら、これはこれでけっこう面白いゲームです。上から落ちてくる宝石(ジェム)を、同じ色が接触するように積んでいきます。ぷよぷよだったら4つ揃えば消せますが、このゲームでは消えず、結合して大きなカタマリになります。たまに落ちてくる「クラッシュジェム」を接触させれば、繋がっている同色のジェムを芋づる式に破壊します。

このときに消したジェムの量、大きさに応じて相手キャラへの攻撃ができます。攻撃方法は、一定時間経過するまで消せない(経過後は普通のジェムに戻る)オジャマブロックを相手に送るというもの。この攻撃のパターンがキャラクターによって異なります。

たとえば「ダン」などは相手に送り込むジェムが赤一色なので、受けた相手は赤いクラッシュジェムさえ用意できれば、一気に大量のジェムをクラッシュさせてカウンター攻撃を仕掛けることができます。

相手の攻撃パターンを考慮してカウンター狙いでジェムを構築したり、カウンターの隙を与えないぐらい大量のジェムを送ったりと
攻守の駆け引きが楽しいです。

キャラクターセレクト画面。隠しキャラとしてダン、豪鬼、デビロット姫がいます。
連鎖を組むより、ジェムを大きく育ててから破壊する方が効果的です。
ストーリーモードっぽいのもあります。

鉄拳3


当時の評価:★★★★★
現在の評価:★★★
ナムコの3D格闘アーケードゲーム「鉄拳」の3作目です。プレイステーション後期に発売されたソフトなため、あらゆる部分が高いレベルでまとまっています。

背景画像こそ一枚絵になっていますが、アーケード版と遜色のない移植度。キャラクターのモデルは緻密で、動きも60fpsで安定しています。
初代鉄拳は、当時ブームだった「バーチャファイター」と比較されがちで、人物造形の濃さや演出のクドさで色物ゲームといった感がありましたが
PS移植版の出来のよさで評価を得、2作目、3作目と代を重ねるにしたがって王者の風格のようなものが漂ってきました。
対戦ツールとしての出来もよく、PS1を代表する格闘ゲームといえます。

鉄拳シリーズは、家庭用移植時にオマケ要素を盛り込むことが通例となっており、本作も豪華なオマケが入っています。
アーケードモードに各キャラのエンディングが追加されていることは当然として
ファイナルファイト風のサブゲーム「鉄拳フォースモード」やビーチバレーで戦う「鉄拳ボールモード」を搭載。
さらに家庭用だけの隠しキャラとしてアンナ、ゴン、ボスコノビッチ博士を用意。
とにかくスキのないゲームです。

闘神伝


当時の評価:★★★
現在の評価:★
PS初期の3D格闘ゲーム。単発の通常技、コマンド入力による必殺技(飛び道具や突進技)など、2D格闘ゲームに寄せたシステムが特徴です。
キャラクター全員が武器を持っていたり、リングアウトがあったりと、いろんな要素が詰め込まれた作品。
作りの粗い部分が目立ちますが、PS初期にこれを出したことは評価点だと思います。

鉄拳3と一緒に収録されているのが、なんだか公開処刑みたいでカワイソウです。

ひとこと

カ行~タ行のゲームを紹介しました。未プレイのゲームは2本とも横スクロールシューティング。
高校時代、ゲームは友人間の貸し借りが基本でしたので、プレイするゲームは友人の趣味にも大きく左右されます。交友関係にシューターがいなかったのでシューティングは流通しなかったのですね。

次回は残りのハ行~ワ行のゲームを紹介します。

その③に続きます。

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